自走に取り込みやすいTスライド
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このトリックは、片足を進行方向に対して横向きにして スライドさせるトリックです。 前足と後足でTの字を作ることからTスライドと呼ばれています。 Tスライドは、自走の速度に比例して スライドの距離を伸ばせるので10m以上スライドさせることも可能です。 Tスライドは複数パターン有りますが、後足のTスライドについて説明します。
力加減を覚えよう
スライドのコツはデッキの角度と地面との摩擦を最小限に抑える為の力加減にあります。 スライドさせる為には、デッキをつま先側に45度程度傾けます。 前足重心にして後足には体重をほとんど乗せないようにします。 後足に体重を乗せてしまうと地面との摩擦が大きくなりスライドしません。 まずは自走している状態から後足を背中側にスライドさせる練習をして力加減を覚えましょう。 (乾いた路面でスライドをさせるのが難しい場合は、地面の摩擦を減らす為に濡れた路面でやってみましょう。) 慣れてきたら、前足のデッキに寄せるようにスライドさせましょう。
スライド時の姿勢について
前足は進行方向に、後足は進行方向とは垂直にしますが、
厳密にはウィールをTの字にする必要があります。
デッキに乗らずに地面で足の形を作ってみましょう。
前足は蟹股、後足は進行方向と逆側につま先を向けた上で更に蟹股にする。
この足の体勢は股関節をかなり開く為、滑走しながら体制を維持するのが難しいです。
後足をスライドさせながら前足に寄せるタイミングと一緒に上半身を後ろ向きにしてみてください。
体を捻っている分、股関節の開きが軽減され楽な姿勢になると思います。
これが、スライド時の姿勢になります。
スライド時の注意事項
スライドさせても途中で体勢が解除されてしまう人は、後足のウィールが進行方向に対して しっかりと90度になっていません。90度未満だとスライドの摩擦によって徐々にウィールが進行方向に戻されます。
スライド中に地面に何度かひっかかる場合は、スライドしている足に均等な力が働いてません。 スライド中に力が入ると地面との摩擦が強くなる為、引っかかりやすくなります。
スライド中にウィールが綺麗にスライドしているのが理想です、デッキが地面に当たり、 支えている足からもパカパカ外れそうになる場合は、デッキの支え方が弱すぎます。 これではデッキを寝かせて引きずっているだけです。
最後に慣れるまではスライドすると地面との摩擦が激しい為、ウィールが激しく消耗するので、 多少消耗した使い古しのウィールを使用しましょう。
参考動画
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